ジャマイカ学

by ジャマイカの風

Takahiro  Sawada

澤田高宏

Culture & History

おもてなしの心

  • 良かれと思ってすることが、この国では理解できない人が多い。 日本人の感覚では、「どうもありがとう」なのだが、ジャマイカでは、「何してくれてんねん!」と思われてしまう。

 

  • ある自己啓発の本でFEDEXという会社がいかにすばらしく、その従業員もすばらしいということを読んだ。 その数日後に考えられない光景に出会った。 FEDEXの事務所に足の悪いおじいさんが封筒と発送書を持ってやってきた。 番号札を片手にやっとそのおじいさんの番がやってきた。 「これをアメリカに住んでいる娘に送りたいんだ。」 FEDEXの窓口のにーちゃんは、宛先などを明記済みの”DHL”の発送書を見るなり、笑いながら「ミスター、これはDHLの発送書だからDHLに行ってよね。」 そのFEDEXのにーちゃんはいつも上から目線のヤツだったので、あ~ここまで堕ちたか。 この場合は自社で発送しても大丈夫かと訊ね、素早く自社の発送書に書き換えることで解決すると思うんだ。 支払いはおじいさんが現金で払うし。 FEDEXという会社はジャマイカでもすばらしいんだろうけど、ひとりの心ない従業員によって他社と同レベルに考えられてしまうのであろうか?