ジャマイカ学

by ジャマイカの風

Takahiro  Sawada

澤田高宏

Culture & History

テキトー

  • 田舎をドライブしていて地元の人に道を尋ねる。 ラム酒工場はどのくらいかな? 『10マイル』  車で何分くらいとは教えてくれないというか通常時間的なことを考えないからわからないのである。 地図もないから10マイルと言ったのはテキトーである。 自分の立ち位置から遠くの見えなくなるところまでがテキトーに1マイル。 全然見えないわからないところは10マイルって言っとけてなもんである。

 

  • 日本ではセンチメートル、ミリメートルが普通に使われている。 大工さんはまだ寸とか尺かな。 ジャマイカではインチとフィートである。 1インチと4分の3と言われても分数までは定規にも巻尺にも表示されていないため、だいたいテキトーである。 建物の場合、日本では1ミリの誤差も許されないくらい厳しいものである?らしいが、ジャマイカでは1インチ(2.5センチ)の誤差はいいかとテキトーなのである。 出来上がった建物を見て自分の設計したものと違うと設計士がびっくりするのである。

 

  • 道路工事もテキトー。 何が原因でどのようにして道路が崩壊していくのか、それをどのように直せばベストなのかというエンジニア的な思想は持ち入らず、雨季シーズン毎に道路工事で国民の血税を遣う。 雇用の促進と維持の観点から見るとよしとされる文化なのである。

 

  • 4車線の立体道路の工事をもう長くやっているが、同じところを掘っては埋め掘っては埋めしているが、まるで幼稚園児が砂場で穴掘りをしているようでアホくさい。

 

  • 出産直後のHIV感染者が新生児管理室に忍び込んで他人の赤ん坊に授乳をしてしまった2011年8月ころの事件。 市民病院の警備管理問題で明らかなヒューマンエラーだと思われる。 ボーナスもらってないとか給料もらってないからやる気が無いで済まされる問題ではない。