ジャマイカ学

by ジャマイカの風

Takahiro  Sawada

澤田高宏

Food & Drink

ジャークチキン

  • ジャークって検索すると5つ出てきた。 面白い。 
  1. 重量挙げの一種目とある。 ジャマイカのチキンがバーベルを持ち上げるのである。
  2. 工学カム用語で、加速度の変化率を表す-躍動とある。 チキンがラスタマンに追いかけられて逃げ回っている図である。
  3. 競馬用語で、馬に乗ったチキンが急に手綱を引くのである。
  4. 仮面ライダーの敵 - ジャーク将軍
  5. 人をけなすときに言う ”ジャーク”。 バカやろうとかマヌケという意味か。

 

  • その昔海賊たちが保存用に作ったもので、ポークやチキンなどに様々な香辛料をふりかけ炭焼きにしたのが始まりらしい。 ジャマイカでは北海岸のボストンベイは発祥の地と言われているようだが、もうそんなことはどうでもよい。 ボストンベイにもまずい屋台はあるし、キングストンにもうまい屋台は数多いのである。 ジャマイカで一番最初にテンプラアイスクリームを作ったのは俺だって自慢しているヤツと変わらん。 だからどうした。 

 

  • 日本には素材の良さや旬の味を楽しむという習慣があるが、ペルーで食べた地鶏のモモ肉は絶品で素材の良さがじゅうぶん楽しめた。 腐りかけの肉、品質の落ちるB級、C級品などを食べれるようにするために、様々な香辛料で味付けしてしたのがジャークなのか。 臭みの強いヤギの肉はカレーゴートにするだろう。

 

  • キングストンで有名どころではRED HILLS ROADである。 ドラム缶を蒲鉾の形のように半分に切って下の部分に網を貼る。 下缶の網の下にセットする炭火がジワジワと網の上のチキンを焼く。 上缶は蓋であるが、そこに店の名前やロゴを書きアピールする。 保健省の食品取り扱い許可証や食品取り扱い店証明書などを取得している者はほとんどいないのであるが、そこはジャマイカ、地域のボスと話をつけて場所を決められ営業しているのである。 香辛料や自家製のソースにこだわりを持つヤツもいて、そんな屋台には列ができるくらい繁盛するのである。 しかし悲しいかな、こんなに繁盛すると嫌がらせが酷いんだと嘆く屋台のおっちゃんもいる。

 

  • ジャマイカ名物ジャークであるが、イタリア人がピッザやスパゲティを毎日食べないように、日本人が寿司を毎日食べないように、ジャマイカ人もジャークだけではなくいろんなものを食べているはずである。 香辛料を毎日食べていたら胃が荒れるだろうし、食道がんになりやすいと最近の研究でわかっているのである。 日本より漢方胃腸薬を持参し、ジャークに備えよ。