ジャマイカ学

by ジャマイカの風

Takahiro  Sawada

澤田高宏

Life style

電話新規登録

  • 1995年の8月から住み始めたキングストンで当時はFホテルに滞在していた。 受注や集金状況を大阪の本社に毎晩FAXしていたのだが、当時FホテルではFAX国際電話使用できるのはオーナーのSばあちゃんだけと決められており、フロントデスクやマネージャーは国際FAXすることができなかったのだ。 ところがそのSおばちゃんはアルコールが大好きで毎日のように晩酌していた。 アルコールがまわって気持ちよくなってしまうと仕事を一切しなくなり、当然FAXも受け付けてもらえない時が多々あった。 それでもなだめすかしてなんとか本社に報告はできていたのだが、ある日俺の我慢が限界に達し、酔っ払ったSばあちゃんに怒鳴ってその夜のうちにホテルを変更したことがある。 転移先のMAYFAIR HOTELは何の問題もなく、安全で快適に過ごせることができた。 2006年には日本料理レストランも開店さて、何かと縁があったのだろう。 Fホテルは今では部屋数も拡張されプールも完備されているので人気のホテルではあるが、Sばあちゃんはまだご存命なのだろうか?

 

  • オーナーしか国際アクセスできないシステムとは? もう懐かしいシステムであるが、1989年より10桁のICAS(アイカス)番号というのを電話登録者に割り当て、電話会社の交換手(オペレーター)に繋ぐことなくダイレクトで個人が国際電話を掛けられるシステムがあった。 従業員が勝手に国際通話できないように暗証番号として存在したアイカス番号でもあった。 ある資料には2004年末にそのシステムがなくなったと書いてあるが、どうもそれ以前に無くなっていた気もする。 その後、4桁だけのPIN番号に替わり、現在はPIN番号なしでダイレクトで国際通話ができるようになっている。 ということは従業員が国際通話を使いまくるという心配もあるが、PIN番号システムはまだ健在である。 一般の家庭ではPIN番号無いほうが便利である。 日本に掛けるのなら、011-81-市外局番-電話番号である。 携帯であれば、011-81-90と続く。 090のあたまの0をプッシュしないこと。

 

  • 架線電話の登録をして3ヶ月以内に配線工事に来るのはビジネスとして電話を使うか会社か、政治家か電話会社の役員の自宅のみと言われ、個人宅への架線は通話料が滞るから工事しないというのが当時のしきたりであった。 わたしが登録したのは1995年末だったと思うが1年くらい工事に来なかったのである。 当時の自宅はKINGSTON8であった。 ビジネス使用でも架線工事になかなか来ないのは皆理解していたので、携帯電話の回線を無線で飛ばすようなシステムをあるのを知ったのはしばらくしてからである。 その工事には登録後すぐ架線され、しばらく使っていると通常のLANDLINEの電話の工事も入り、C&W会社の独占市場だったのである。

 

  • 携帯電話は、1996年頃はまだアナログシステムで、よくインターセプトされ、膨大な通話料の請求書がよく来たものだ。 自分が掛けた番号でも知らんとレポートし、いつも10分の1以下にさせていたことがある。 電話会社も内部の犯行ということがわかっていたので素直にお客のクレームを受け入れていたものだ。 デジタルシステムになり不正使用がなくなり、また受信課金システムもなくなった。 当時は電話を受信しても発信の半分の料金が請求書に計上されていたのである。 数年前はモトローラのRAZERが流行り、現在はBLACKBERRYが流行りであるが、1996年頃の流行りはモトローラ・マイクロタックであった。

 

  • さて、現在の電話新規登録であるが、C&Wの他にFLOWというブランドのブロードバンド回線の会社もあるが、どちらも似たようなものである。 さすがに15年前にように6ヶ月1年も掛かりはしないが、登録システムを監視しておかないと永遠に架設工事に来ないのがジャマイカの恐ろしさである。 以下は2010年5月に申請したときの模様である。
  1. LIMEのオフィスで新規LANDLINE登録。
  2. 1週間後、入力エラーのため再登録。
  3. 1週間後、登録完了の電話がないためオフィスへ。 前金を払えと言う。
  4. 前金支払い完了。
  5. 1週間後、オフィスで確認すると、前金入金が入力エラー。
  6. 1週間後、契約工事会社が架設に来る。
  7. システムの問題で通話できなく、1週間後に開通。
  8. その日のうちにインターネットシステムを申請。
  9. 1週間後に接続キットを持ってくる。
  10. 申請したスピードと自宅地域の利用可能スピードが異なっていたため、サービスマンが来るのに1週間。
  • これでも合計7週間か。 前金支払いは登録したその日にでもできるが、本社の登録がエラーになっているとその前金ですら浮いてしまうからな~。 対策がない。 このような煩わしさがあるため、携帯電話で済ましてしまう人が多い。

 

  • 2001年4月にDIGICELが携帯電話に参入してから、C&Wの独占が終わる。 秒単位の通話料システムをキャッチにキングストンを中心にどっと広がるのである。 現在ではインターネットも無線化されており、C&WのLANDLINEは必要ないと言われる時代なのである。

 

  • 携帯電話はLIMEはC&W会社のものであり、アメリカと同じ方式。 DIGICELはヨーロッパと同式でデジセルがあるカリブ海、中南米もSIMカードを交換すれば使用できる。 充電器の差し込み口の形状や電圧も異なる国もあるため、ジャマイカの形状がマルチで使用できるとは限らないので要注意。 ジャマイカ仕様の充電器は日本と同じであるので、アメリカでは使用可能。 カリブ海の国々でも大丈夫だがセント・ルシアとフランスの国は異なる。 ガイアナは大丈夫。 スリナムは形状も異なる。

 

  • 携帯電話は安くはJ$2000(2000円くらい)である。 ほとんどの人はPREPAID制でありクレジットを加えるタイプ。 月払いのPOSTPAID制では登録が必要である。