ジャマイカ学

by ジャマイカの風

Takahiro  Sawada

澤田高宏

治安 ・ 災害 ・ 防犯

治安・防犯対策

日本ではもちろん、その他海外の都市ででも考えられないような予期せぬ事件事故が発生するジャマイカです。 常にピリピリしていては、楽しいはずの旅行も面白くないでしょうし、大切な商談もまとまらないかもしれません。 しかし、下記の心得はじゅうぶん理解し、知識経験のある在住邦人からのアドバイス・忠告はしっかり聞き入れましょう。

 

外出時の注意

  • 目立つ服装や華美な装飾品を着用しない。 多額の現金や貴重品を持ち歩かない。 ファッション感覚の差異もあるが、本人は普通の服装だと考えていても、じゅうぶんに目立ちターゲットにされやすい。 具体的には、男子のスキンヘッド、女子では、ミニスカートやショートパンツでお肌を露出しているもの。 皆さんきれいなお肌でありますがゆえ、かなりの遠目からでも目につきます。 
  • 危険と言われている地域へは入らない。 夜間の不急不要な外出も自粛し、危険な目に遭う機会を極力少なくするように心掛ける。 ダンスに行きたいのはわかるが。 
  • 少人数での外出を控える。 単独行動は避ける。 
  • 人ごみの多いところではデイバッグを背負わずに前から掛ける。 
  • お金は分散して持つ。 
  • 怪しそうな人が路上にいたら(怪しそうなヤツばっかりだけど)、早足で避けて通る。 
  • 万一襲われたときは、下手に抵抗しない。 
  • 行動のパターン化を避ける。 例えば、毎週月曜の12時に銀行に行く習慣は、誰かに見られています。 大きい通りであっても、毎朝10時にそこを通ることは誰かに知られています。

 

 

ATMの利用

  • 銀行・ATMを利用後は速やかにその場から立ち去り、尾行されていないか気を配る。 この場合の犯行手口は、銀行で出金したのを確認して(バッグのどの辺に入れたのかまで見られている)、尾行し、バッグを車の中に残して離れ見えなくなった60秒の間にガラスをぶち割って盗る、というもの。 銀行・ATMの後の移動先の教会や学校などの駐車場もターゲットになる。 お祈りしているときや教会の敷地内では盗まれないだろうという幼稚な考え方があるゆえ。 また、ちょっと子どもをピックするだけだからって車施錠しないがゆえ。 悪いヤツは施錠したかまで見ています。
  • ATMのすぐ外が狙われやすい。 誰でも懐が暖かくなれば表情もニコニコになるはずです。 出金したら、ドアをバンッと開けて、険しい表情で、「何やこのマシーンは、金が出てこないやないかっ!」と叫び、機械が機能していなくて出金できずイライラしている演技をすることも必要かも。
  • 悪いヤツがATMのカード挿入口に細工をし、機械使用不能にしてしまう。 出金に来た利用者に対して親切を装い暗証番号を入手する。 機械に吸い込まれたカードを残して利用者が立ち去ったあとに、カードを入手し、覚えた暗証番号で現金を強奪する。 対策 : どのような状況でも暗証番号は誰にも教えない。

 

 

お土産の中身

  • 知らないうちに違法薬物の運び屋にされていた。 ジャマイカ滞在中に仲良くなったジャマイカ人または日本人に帰国時にコーヒーを持って帰るように頼まれた。 そのコーヒー缶は細工されているような気がしたので怖くなって、日本国大使館の方に事情を説明し、一緒に警察に出頭した。 缶を開けてみるとマリファナがぎっしり入っていた。

対策 : 頼まれても断る。 アンダーカバー的にでも話に乗ってはダメ。 日本で怖いおっちゃんが待っています。

 

 

不法滞在疑惑による強制連行

  • 日本人が多く住むとある家。 警察官数名が夜突然乱入。 不法滞在を疑われて問答無用で全員留置所に入れられた。 調査後、全員のステイタスが確認され、放免されたが、どうも納得いかない。 人権蹂躙であるぞ。 家に訪ねてきて、「皆さんのパスポートを拝見させていただけますでしょうか?」ということではなく、乱入してきて全員連行されたのである。 日本国はジャマイカ警察に多大なサポートをしているのだから、ジャマイカ警察は日本人をもっと守るべき(これだけは被害者の的外れな主張)。

対策 : 日本国大使館の緊急連絡先を把握しておく。 人権蹂躙に対してどのような処置ができるか事前に把握しておく。

 

 

食の安全

  • 変なものを飲食して体調を崩しては、観光もビジネスもできなくなります。 以前トリニダッドでは道端で生ガキを売っていて現地の人はその場で食べていましたが、ジャマイカでは道端で生ものは売っていません。 フルーツは売っていますが、少し食べて変な味がしたらやめておきましょう。
  • レストランでの水も少しだけ口に含んで変だったらやめておきましょう。 変な味の水をお客に出すレストランの料理もそんなものかもしれません。
  • ホテルでの歯磨きは大丈夫だとは思いますが、気にされる方はミネラルウォーターですすいでください。
  • 寿司刺身は、職人、料理人やわかる人が管理しているレストランのは大丈夫ですが、少し口に含んで変だったらやめておきましょう。 
  • トロピカルなジャマイカではココナッツウォーターを楽しみましょう。 道端で売っているその場で実をカットしてくれるものは新鮮です。 空きボトルがあれば、詰め替えてゆっくり楽しむこともできますが、短時間でも高温の車中に放っておくとすぐ腐ります。 スーパーやレストランでのすっぱい味のココナッツウォーターは腐っていますので返品できます。
  • ジャマイカ人はランチ時にパティというパイみたいなものを食しますが、在住15年の筆者はこれを食した翌日は必ず下します。 食べすぎだからだろとよく言われますが、1個だけでも下します。 ジャマイカ人が食した翌日どうなっているのかは知りませんが、個人差もあるがゆえ控えるようにとは言いませんが、まあ、ジャマイカの食べ物であるからトライしてみましょう。

 

 

警備員セキュリティは信用ならん

  • その日の銀行はいつもと違っていた。 列に並ぶ人たちの服装や身なり・人相・言語など全てがそういう地域から来た人たちなのかな。 札束だから機械で枚数を確認すれば5秒で済むところを、銀行員がご丁寧にも現金を1枚1枚数えやがる。 それをヤツに見られていたのだろう。 銀行を出てかばんを座席の後ろに隠して散髪に行く。 車にアラームシステムがないのも見られた。 10分後に車に戻ろうとすると、警備員数人が車の前にいる。 窓ガラスがぶち割られている。 かばんがない。 おまえ、つい10分前、俺の車の前で警備してただろう!

教訓 : かばん・貴重品は常に携帯すること。 車にアラームが付いていても、アラームが鳴っても、たった10秒で犯行は完了する。 ジャマイカ悪文化として目撃者は出てこない。

 

  • ある高級住宅の一角。 ある国の大使館員が多く住むタウンハウス20戸があり、その敷地にアクセスできるゲートはひとつ。 そのゲートから最初の家へは100メートル以上離れている。 警備員はゲートに2人。 中間に1人。 奥のテニスコート前に1人配置されている結構な高級住宅ではある。 そんな1軒より家財全て盗られた。 警備員全員がグルだったことが判明。

教訓 : 警備員も人間である。 1万円(J$10,000)で何でもやるヤツもいる。 そこには警備会社の大小や信頼度などは意味がない。

 

 

クレジットカード詐欺

  • 今でもやっているのかな? キングストンのヒルトンホテルに委託されたという会社の詐欺。 ヒルトンホテルのレストランの会員権を月US$200で提供しましょう。 食べ放題で友達何人でも連れてきてOK。 ホンマやな? 俺ヒルトンの隣に住んでるから、朝昼晩家族と友達とで食べに行くで。 それでも月$200ポッキリやな? はい、そうです、間違いありません。 あなたにとってスペシャルなことです。 クレジットカードの番号教えてください。
  • カード利用者からホテルが手数料を取ることは普通ないと思いますが、チェックイン時にカード利用手数料は盗らないということを確認しておいたほうがよいでしょう。 ジャマイカでは普通そうなんやと思わせる一種の詐欺かもしれません。
  • カードでの支払いは、必ず目の前で精算(カードPOS処理)させ、利用明細の控えを必ずもらい保管しておきましょう。 奥に持っていかれたら何されるかわかりません。 カード会社からの利用明細に身に覚えのないものはクレームしましょう。

 

 

その他

  • パスポートやクレジットカードの番号や紛失時の連絡先をメモしておく。 
  • 置き引きに注意して、荷物から目を離さない。 とくに貴重品は常に携帯する。 屋外や通りのレストランでは、足元の荷物は足で挟む。 小さなバッグはひざ上へ。 
  • スーパーやショッピング店にはバッグを持って入れないところがほとんであるが、貴重品の入ったバッグや盗られても良いバッグ以外は、預け入れを断固として拒否する。 万一盗難に遭っても店側は責任取らないため。 警備員から強行にかばんを預けろと言われるが、断固として断る。 警備員はずっと監視してくるが、どうぞ見ておいてくれ。 
  • 不審者が侵入してきても番犬がいるから大丈夫ということはない。 番犬が爆睡していたら役に立たないし、番犬が殺されたら、ワンとも言ってくれない。 大丈夫だろうとは考えず、施錠をしっかりする。